こんなことを考えながら、設計する仲間を増やしたいと思っています。
1.人となる道 なにをもって人としての成長か?というのかは、様々ですが、例えば、人様から信頼される、とか、頼りにされる、とか、不愉快な思いをさせない、とか、一緒にいると幸せな気持ちになれる、とか愉しい、とか、元気が出る、などでしょうか。本人の自覚の有無を問わず、人様の役に立っている人間像を描いています。皺くちゃの人生論のようでもありますが、やはり、この類が最奥最深の前提条件になっています。
2.天職 建築設計に取り組む者にとっては、そのスキル練磨のプロセスの中に、人となる道があります。常に人様の立場に立って、自分の存在を顧み、活かしていくような、結局は自己探求の必要性に気づきます。人は生業を通して、スキル練磨を基にした自己探求、そして、同時に他者を成り立たせていくこと道を学んでいくのだと思います。利己的な追求と利他的な作用が、何がしかのバランスを保って持続していく時に、生業は天職と呼べるのだと思います。ここの場所では、自らの生業を天職に転じていく、そういう場にしていきたいと思っています。
https://www.facebook.com/設計制作建築巧房-1494798047455705(事務所の営みの何がしかを公開しています。)
3.得意不得意 建築設計は、どんなプロジェクトであってもその一プロジェクトに、見上げれば、社会を見据えた叡智の類を必要としています。また、どこまでも末端の「猿仕事」(猿でも出来る単純労働)が存在します。また、建築は、社会性を帯びた場所的側面であり、あるいは大地に根を下ろす構造体という物体の側面、そして一方では、ドアノブに至る小さな造作物や素材の集合体という物質的側面があります。これらに対して、各人には得手不得手があるかもしれません。人間ですから、皆そうです。当然ながら各自は得意なところを伸ばすところに始まり、できれば、不得意な対象にも挑んでいただきたい。そこには時間とエネルギーがかかりますが、やはり不得意を乗り越えようとするところに、人間の生の尊さがあります。事務所はたまさか、標高80mの山の頂上にあります。各人のペースで、各人の登り口から登ってください。その時、事務所が抱える全プロジェクトは、その題材です。そこから各人の山を見つけてください。
設計助手(工学部建築系4年制卒以上)
1名募集しています。ポートフォリオを拝見いたします。
無求学校 (建築学科4年生未習者/学生)
互いに金銭的報酬を求めない雇用の場、学校の環境。
かつての丁稚奉公、あるいは今日のオープンデスク。
お問い合わせ zabooon@kooobooo.net