2025. 4. 22 permalink
滋賀の石浦さんが投稿してくださいました。棺桶のようなものは、2023年、滋賀県立美術館で、開催された窓計画展に出展したものです。石浦さんが言うように、この時、すぐに原理を理解してくださった人は、石浦さんと他二名(内一名は、建築史家の中谷先生、そしてもう一名はこの膜の開発元の社員の方)のみでした。
本当は、万博期間が終わるまでに、このspacecoolを用いて、子供部屋の増築(子供を実験台に??)を考えていたのですが、受注している仕事を優先することで、なかなか手前のものには手がつけられていません。子供も毎日のように背が伸びていって、待ち侘びてついに呆れて、家を出ていってしまい、実験棟(子供部屋)は不要、となってしまいそうです。
夏に最大の効果をえるように設計した場合、やはり日本は冬が仇となります。(日本は冬に乾燥期間となり、放射冷却が最大となります。)普通の建築の屋根にただ単にこれらを設置しても、デメリットの原理を抱えます。なので、空間の使い方と一緒の提案が必要であるかもしれません。とはいえ、万博で、ただ値段の張るだけのご飯は食べたくないのですが、この大阪ガスパビリオンだけは、是非行きたいものです。ちなみに、万博の開催期間が4月から10月という日本の温暖期の半年であるのは、このspaceccolのパビリオンのための設定なのでは、と思うほどにピッタリです。