2026. 7. 24 permalink
念願の「放射冷却実験棟」がいよいよ実用状態にはいり、酷暑を迎え、実験日和となった。
工作履歴>頂上の家>そののち>2026/3/14土塗り
工作履歴>頂上の家>そののち>2026/5/5外壁塗り
2023年に鉄の彫刻家中西秀明氏に制作いただいた、「大気の窓」は、「棺桶」のような就寝ボックスとして完成したが、いかに実験とはいえ、やはり棺桶として、夜中に入るのは、心理的に抵抗があった。そのまま朝あの世にいってしまうのではないかとも思った。だから、きちんとした室内の屋根に据えて、そこに寝台を設けて就寝実験を行えるようにした。それが上記、頂上の家に増築された「放射冷却実験棟」である。
さて、上記はこの日のまとめである。深夜01:00の時の外気温が29.1℃に対して、室内の断熱施工された壁天井は30℃前後だが、鉄板0.8tの屋根「大気の窓」は、26.5℃である。外気温よりこの物体の温度が低いのは、放射冷却によるものである。
この部屋には、冷房設備がないので、日中の温度は、当然ながら外気温を超えてしまう。その余熱が、夜まで室内の温度を支配するので、就寝時この部屋に入ると、トライアルそのものを断念しかかる。しかしながら、床から1.6m高さにある寝台に体を乗せると、800ミリ上の「大気の窓」から、冷ややかな空気というか、電磁波をほのかに感じる。昨晩は、タオルケットをお腹にかけないと、冷えてしまう感じだった。そこから朝までいつになくぐっすり眠れた。
もちろん、このシナリオには条件がある。なにしろ、冷房設備がないから、その日の天候に左右される。いうまでもなく、放射冷却効果は、曇天では見込めない。この日の夜は晴天だったことで、外気温より3℃低い「大気の窓」が実現したことになる。月夜が明るい晴天であれば、湿度も低いから、かりに無風であっても、夜は無冷房で寝ることができる。
